2015年05月の記事

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海賊に恋をして 59

僕は再び歩き出す…。ミノさんと一緒に……ユノさんの元へ。道なき道をミノさんと寄り添って歩いた。離れない様、ミノさんの背中を見失わない様に僕は必死に歩いた。慣れない道に何度も何度も躓きながら、それでも前だけを見て……。見上げる星空。ユノさんと見た月。ユノさんと出会ってから、見えるものすべてが…愛しくて生きてるって感じる事が出来た。だから…、だから僕は行く。自分が生きている事、自分がこれから生きる意味を失わ...

海賊に恋をして 58

ミノ…さん……?『ミノ……さん…………』それはかつて海賊船での戦いで、自らの身を盾にしてユノを守ったミノだった……。あの戦いあと…街で治療を受けていたはずのミノさんがそこに立っていたのだ。その時に失った片腕…。ふわりと吹いた風に力なく揺れる服がそこに腕が無い事を伝えてくる………。『ミノさん………』ミノ…さんだ………ミノさんだ…………。僕とユノさんを守ってくれた…あのミノさんだ…………。『チャンミン………』『ミノさんっ………』僕は何度も...

海賊に恋をして 57

それからどれくらい経ったのだろう…。 僕は泣き疲れて深い眠りに落ちていた。周りを見渡すと、さっきよりは明るくなっていて、料理長しか居なかった洞窟の中には、かつての仲間が3人集まっていた。 足枷が外される。『チャンミン、行くぞ。』 『チャンミン…ごめんな…』 皆…言葉は少なかった。 既に全身の力を失った僕にとって…もう……自力で歩ける気力さえ残っていない。 両脇を抱えられながら、僕は洞窟をあとにした。ユノさんと...

海賊に恋をして 56

『チャンミン……生きるのだ……』その声が聞こえた瞬間、腹部に鈍い痛みを感じたと思った時には…僕はすでに気を失っていた。次に目が醒めた時には真っ暗な洞窟の中……。天井から滴り落ちる露の音しか響かない暗闇の中でゆっくりと覚醒した…。『っつ!!』起き上がろうとする身体に鈍い痛みが走る。『チャンミン………』後ろから聞こえた声に耳を澄ますと、そこに居たのは、『料理長………』そう…かつて海賊船に乗っていた時にお世話になった...

海賊に恋をして 55

本当にお待たせしました!!自分でもこんなに更新していなかったのかと驚きました…。と言う訳で頑張って書きました。ちなみに前回は下からトンで見て下さい…忘れていたらごめんなさい…。海賊に恋をして 54 それでは、海賊に恋をして 55、楽しんでくれたら嬉しいです。優月そして迎えた日………。城下町で数日を過ごした僕らは、いよいよ城へと向かう。ユノさんとドンへさん、そしてユノさんの志に賛同した者たちが密に話し合いを重ね...

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