2015年06月の記事

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海賊に恋をして 60

『ヒョン………』松明が僅かに灯るその場所に立っていたのは、紛れもなく……兄だった。『ユノ……』地を這うような低い声……。耳に突き刺さった感情のない響き………。僅かな光で瞳までは見えないが、その響きだけで背筋が凍る程の冷たさと嫌悪感が生まれる。『ヒョン……』『……………』ふたりの間に流れた沈黙が、まわりの空気さえも止めてしまいそうだ…。『ドンへをどこへやった……』ユノは腰に携えた剣に手を掛た。『ふっ…あの小僧か?昔からあ...

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