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甘い恋人 7-C


『ユノ…?』

『…チャンミナ…もういいよ…
なぁ…チャンミナ…俺は…まだチャンミナの全部を知らないかも知れない…
お前たちの絆に…勝てると思ってないよ…

でも…俺は…お前を大切に想っている…
キュヒョンよりも…俺は…チャンミナを愛している…
今の俺の気持ちだ…

あとは…お前が決めてくれ…
邪魔して悪かったな…
俺は…帰るよ……』


そう言ってユノは…
悲しい瞳のまま…玄関に向かって歩いて行った。


…なに…?

ユノ…?

何…言ってんの…?

僕は…
僕にはユノしか居ないのに…なんで…そんな事…急に…言うの…?

なんで…そんなに悲しい顔…してるの…?




『ユノ…待って!!

行かないで…ユノ!!』


僕はその背中に必死にしがみ付く…


ユノは僕の腕をそっと解き、


『チャンミナ…俺は…お前を愛しているよ…
あとは自分で決めてくれ…
俺と…キュヒョン…
決めるのは…チャンミナだ…』


そう言ってユノは…出て行った……


取り残された僕は…そのまま…壁に寄り掛かる……

なんで…こんな事になったの…?

キュヒョナは…ただの親友なのに…

大切な…僕の幼馴染みなのに……

僕は…ユノしか…居ないのに………


どうして…ユノは…あんなに悲しい顔をして…
帰ってしまったの……?


僕は自分の鼓動に…もう…耐えられなかった…

こんなに…ユノを愛してるのに…
どうして…こんな事になっちゃったの……

何を…決めろって言うの……?


ねぇ…ユノ……教えて…よ……

僕は…ユノ…しか居ないんだよ……



もう…立って居られない…
意味が分からなすぎて、
なんでユノが怒っているのかも…分からなくて……

膝からがくりと崩れる……

震える僕の肩に…キュヒョナがそっと手をかけた…





『チャンミナ…俺…ごめんな…』


そう言って僕の身体を支えてソファーに座らせてくれた。





『チャンミナ…俺…チャンミナを…傷付けたかな…?
お前が…こんなに傷付くなんて…思わなくて…

ユノさん……お前の…恋人……なんだろ…?』


『…キュ…キュヒョナ…僕…ユノが…好きなんだ…
ユノは…僕の大切な…恋人…なんだ…言わなくて…ごめんね…』


『いや…いいんだ…俺…本当は分かってたんだ…
朝早くに…息を切らしてここに来たあの人見たら…なんとなく…分かった…。』

『…えっ……?』

『本当は俺な…お前に恋人ができたんじゃないかって…嫉妬してたんだ…
だから…』


『…嫉妬…?』


『あぁ…
今まで、お前は俺の事を1番に考えてくれた。
それなのに…昨日、泊めてくれって言った時、
お前…かなり動揺してたろ…?
今までは…お前は…俺の事…1番に大切にしてくれてたのにって…
俺の事なら…いつも一緒に泣いてくれたろ…?
それなのに…お前…俺より…その人の事ばかり…考えてたの…本当は気が付いてた…』



『…そんな……キュヒョナは僕の大切な人だよ…
本当に大切な人だよ……嘘じゃない…
いつも…僕を守ってくれた…

でもね…僕…ユノの事…本当に…好きなんだ…
初めてなんだよ…こんな気持ち…
これが…誰かを好きになるって事でしょ…?キュヒョナ…

僕ね…ユノに出会って…ユノに…恋したんだよ…』


『お前も…ようやく…誰かを好きになれたんだな…
それなのに……俺…ガキみたいにあの人の事…試したんだ…
だから…わざとあんな事言ったりしてさ…』

『…えっ…?そう…なの…?』

『だから…あんな事…言っちゃって…
俺が何か言う度に…あの人…本当に顔色変わってた…
悔しかったんだと思う…
俺たちのやり取り聞いてさ…
本当に…その…悲しかったていうか…』

『くっ……ユノ……僕も…気が付かなくて……ユノ……』

『ごめんな…チャンミナ…
俺もさ…お前の事…本当に大切な親友だと思ってる。
だから…お前の恋人が…お前を傷付けないやつか……この目で見たかったんだ…
ましてや…男だった…し……余計に…ムキになった……
本当にごめんな…チャンミナ……』


『…ユノは…僕の事…傷付けたりしないよ…キュヒョナ…
僕の事…本当に…大切にしてくれてる…
いつも…僕のこと…考えてくれる…

僕の事…変えてくれた…大切な…大好きな人なんだ…

僕だって…ユノの事…誰よりも…愛してるのに…どうして…こんな事になっちゃったの…』



『だからごめんって…
でも俺…分かったよ…
あの人は…ユノさんは…お前の事…本気だって。
俺が八羽かけた時も…本気だった…
お前に何したって。
正直…負けると思った…。

っていうか…俺…負けたよ…ユノさんに…』



『キュヒョナ…』

『だってさ…俺なんか自分の気持ちばっかり押し付けて、
ミニの気持ちも考えないで、勝手に飛び出してきたんだぜ…。
それなのにユノさんは…
ちゃんと説明してほしい。
お前が決めればいい…それだけ言って、

お前の事なんか一度も責めなかったよな……
お前の言葉だけを待ってた……

それが…何よりの証拠だと思うんだ…』


『…ユノ…ごめんね…ごめんね…ユノ…うっ…うっ…』


キュヒョナは泣き崩れる僕の前に、
昨日、
ユノの家に泊まりに行こうと準備していた鞄をそっと差し出した…



『ほら…チャンミナ…行けよ…ユノさん…きっと待ってる…
お前の事…絶対に信じて…待ってるよ!』

『でも…でも…ユノはもう…僕の事なんか…嫌いにっ…』


『何言ってんだよ!!お前の気持ちはそんなもんか?
ユノさんがあんなにお前への愛情を見せてくれてんのに、
お前はこのままユノさん一人に行かせんのか!!!
あんな顔したままのユノさんを一人で帰らせんのか!!

…だったら、認めねぇ…

俺はユノさんをお前の恋人だってぜってー認めねぇからな!!』



『ユノは僕の恋人だよ!!
僕の一番大事な人なんだ!!

こんな僕が…

…初めて僕を変えてくれて、
僕を強くしてくれた人なんだ!

…僕が初めて恋をした…誰よりも……どんな人よりも一番大切な人だよ!!

僕は…ユノと一緒に居たいんだ…

ユノは僕の恋人だ!!』

僕はキュヒョナの目を真っ直ぐに見つめて叫んだ…



『…なら…早く行けよ!!ほら!!ユノさん…行っちまうぞ!!
本当にこのまま一人でユノさんを帰らせんのか!!』


『……ごめんね…キュヒョナ…僕…キュヒョナの事も大事だよ!!
絶対絶対大事だよ!!
僕の…一番の親友だよ!!

どちらかなんて…選べないくらい…大切だよ…!!

でもね…ユノの事…大好きだから…
本当に…大好きなんだ…僕……
ユノが居なくなったら…僕はもう僕じゃいられない…

また昔の僕に戻ってしまう…
そんなの嫌だ…
ユノが恋人じゃなくなるなんて…絶対に…いやだよ!!!


…ありがとう…キュヒョナ…
僕…僕…ユノの所にいくよ!!!』




立ち上がり、
急いで鞄を持って玄関に向かう…



慌てて靴を履いている僕に、



『チャンミナ…ユノさんと…幸せになれよ…
あの人なら…チャンミナを泣かせない…
俺の代わりに…これからはあの人がお前を守ってくれるよ…

俺…あの人に何も勝てねぇ…
見た目も超絶カッコいいし、
あの真っ直ぐな気持ち…
あんな事…簡単に言えねぇ…

俺たちの何年って時間も、
ユノさんならあっという間に超えて行く…そんな気がした……

今までお前の誰よりも傍にいて、
お前を守って来た俺が言うんだ…

チャンミナ…ちゃんと…ユノさん、掴まえておけよ…

大切な人は…手離すな!
分かったな!!

これが…俺からの…恋の先輩からのアドバイスだ!


ほら、早く行け!!』


そう言って、

キュヒョナは僕の背中を強く押し出す……




『…ありがとう…本当にありがと…キュヒョナ!!』



僕は慌ててユノを追いかける…

靴をちゃんと履いていなくたって、
泣きはらした目だって、
こんな…かっこ悪い格好だって…


ユノに…早く会いたかったんだ…



ごめんね…
愛してるのは…ユノだけだって…

そう早く伝えたかったんだ……


アパートの階段を下りて、
いろんな方向を見渡す…

ユノ…?

ユノ…どこ…?

僕は必死にユノの姿を探す…



走り出した瞬間、

後ろから聞こえる声…




『…チャ…ミナ…チャンミナ!!』


急いで振り返る………




『ユノ…ユノ……!!』


僕はユノの名前を呼びながら、
必死に走った…



ごめんね…ユノ…ごめんね…




そう言いたかったのに…

ユノの所に駆け寄った瞬間…

僕はそのままユノに強く抱きしめられていた………








あとがき…

ユノの切ない気持ちを…すぐに気付いてあげられなかったチャンミン…

キュヒョナは自分を小さい頃から守ってくれた大切な親友…幼馴染み…
暗くても…
人と関われない性格の自分の全てを知っていて、
それでも守ってくれた大切な人……
唯一の…親友…


それは…チャンミナにとって自然な感情でした…
自然だからこそ…ユノに嫌な思いをさせてるなんて…気が付かなかったんですよ…
(THE純粋!!)


しかし…

ユノは…
そんな自分を変えてくれた人…
誰かに恋をするという事を…教えてくれた人…
初めて…愛した人……

誰よりも…一番…愛しい人……


チャンミナは…気が付いたはずです…
ユノの大切さを…
愛ってなにかを…

そして…
どんなにユノに愛されているかを…



なーんちゃって!!!!

とにかくお騒がせなギュも……
最後は…ちょ~かっこいいじゃん!!!


ホミン溺愛の私にとって…実はギュラインは嫉妬の種…(笑)
そんな私が…こんなにギュをカッコ良く書くなんて(笑)
びっくりしたでしょ?Dycuちゃん(笑)


特別出演してくれたギュに…最高(?)の愛を……(笑)
優月からのお礼のつもりで、
カッコいいギュで演出させて頂きました!!



さぁ…仲直りしたふたりですが……


次の8話は…


ちょっとだけこれまでの目線とは変わります(*^^)v

詳しくは…また別記事で!!!


と言う訳で……


何も言えないまま抱きしめられてしまったチャンミンは??

そして…ユノは何を語る???

Dycuちゃんのお話は20時更新だよん!!
お楽しみに!!



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