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甘い恋人 10-C

社員旅行……

この部署のみんなで…旅行…?

ユノと……初めての旅行……

僕は…楽しみな気持ちと…不安な気持ちでいっぱいだった…

だって…僕…今まで旅行なんて言った事ないし、
ましてや…幹事だなんて……
家族旅行したの…いつだっけ…
楽しい思い出だったのは覚えてる…

父さんや母さん…妹達と楽しく旅行した。
でもそれは家族だから…



あっ…修学旅行もあったけど、
正直…友達なんかいなかったから、
キュヒョナとふたりでブラブラした事くらいしか思い出がないな…

あの時も、
皆の輪に居たキュヒョナが僕に気を遣って、
ずっと僕の隣に居てくれただけだったし、
旅行…なんて…いい思い出…ないからな…



『チャンミナ!早速俺んちで色々調べよう!パソコンでさ、
みんなが喜びそうな場所、一緒に考えような!』

そう言って楽しそうに話すユノだけど…

僕…正直…不安しかなくて……


そんな僕の気持ちが顔に出ていたのか、

『チャンミナ?どうかした?幹事…嫌だったか?』

そう言って僕を覗き込む……

…違うんだよ…ユノ…僕…楽しみだけど……


『あのね…僕…旅行なんて行った事ないから…不安でね…
幹事も出来るかな…心配なんだ…僕……楽しい事なんか…考え付くかな…』


隠さないでユノには正直に話した…

旅行した事ないなんて…恥ずかしいけど…ユノには…嘘つけない…


黙っている僕に、

『チャンミナ…みんなで楽しい思い出作ろう?俺とふたりで楽しい事たくさんしよう!
俺が不安なんか感じる暇ないくらい楽しませてやるから!!
素敵な思い出作ってやるから…
不安になんて…なるなよ…』

そう言ってほほ笑むユノが居て…


…僕…ユノと一緒なら…大丈夫だよね…
ユノが一緒なら…なんだって楽しいんだから…
そう…僕はもう…昔の僕じゃないんだから。

その日の仕事が終わってユノのマンションに。

行く前にふたりでスーパーに寄って今夜の夕食の材料を買い込む。
こうやってふたりでスーパーに来るなんて…なんだか嬉しい。

『チャンミナ?何作ってくれるの?』

って聞くユノだけど、
出来るまで内緒!
僕の得意料理を今日はユノにご馳走しようと思って、
いつもより高くて良い材料を買い込んだ。


ユノ…好きかな…
なんて考えながら、
一生懸命に料理をする…

ユノに作ったのは『ユッケジャンクッパ』

辛いけど、
意外に簡単に作れるし野菜もたくさん使うから、
栄養満点。
ユノがたくさん食べれるようにクッパにしちゃう♥

下拵えをしながら、
チラッとユノを見れば、
パソコンで旅行先を真剣に検索してる。

一人でぶつぶつ喋りながら、
真剣な顔をしたり、
急ににこっと笑う姿が可愛くて、
包丁を持った手がついつい止まってしまう。

『チャンミナ!チャンミナ!』

そう言って、僕に手招きをしてユノが呼ぶ。



『こんな場所もあるんだ!
あっ!ここ良いね!!』

そう言ってパソコンの画面を見ていた僕を引き寄せ、
自分の膝に乗せてくれたユノ……

その恰好が…恥ずかしくて…
でも…嬉しくて……

すぐそばにあるユノの顔…
毎日見てるのに…テレてしまう…

ユノからの甘いキスを受ける…
もう…何回目なんて分からないくらいの日常的なキス……

ユノからのキスは…いつだって僕を幸せにしてくれる…

ユノの膝に乗ったまま、
ユノの手が僕の髪を梳く…

『チャンミナが楽しそうで良かった…楽しい旅行にしような…』

そう呟くユノが愛しくて……

『うん…僕…楽しみだよ…計画立てるのって楽しいねユノ!』
僕はユノに深く抱き付いて、
大好きなユノの鼓動を一番近くで聞く……


その時、

ユノのおなかが小さくなって。

『チャンミナ、おなか空いたなっ!』


そうハニカミながら言う僕の恋人に、
出来上がったばかりの料理を運ぶ。

『ユッケジャンクッパだ!!』


そう言って満面の笑みで頬張ったユノだけど……

『辛い…!チャンミナ~辛いよ~!!』

って言いながらもニコニコしてくれるユノ。

僕にとっては控えめにした辛さだったけど、
額に汗をかきながら食べるユノを見たら…

『ユノ…!辛かったら無理しないで!!別のもすぐ作れるよ!』

そう言って水を渡すのに、

『美味しいよチャンミナ!』って……
綺麗な瞳を揺らしながら食べてくれるユノ。

ごめんね…ユノ…辛いの…ダメだったかな……
そう思ったら、
何だか僕…失敗しちゃったな…って…後悔して。


それでも、
スープもお米ひとつも残さないで食べてくれたユノ…
嬉しくて涙が出そうになった…

『今度は…別辛にするね…ユノ…』

『大丈夫!チャンミナが作ってくれた料理は俺にとっては最高なの!
チャンミナ…ありがとうな…』

そう言いながら、
テーブルを挟んで向い側にいるユノが、
身体を伸ばしてしてくれたキスは…ちょっぴり辛かった…かな!


それからふたりでまたパソコンに向かって、
あーだこーだ良いながら、
楽しい2泊3日の計画を組んだ。


スパリゾートに露天風呂…
美味しい料理に絶景…
僕たちは幹事だから、
部屋割りだって、
企画だって自分達で自由に決めれるから楽しくて。



『コーヒー淹れるな!』

そう言ってユノが離れた時、
何気なくスクロールして見た場所……

……あっ…こんなところが…あるんだ……
計画先と…近いんだ…
ユノと…こんなところに行けたらいいな……
でも…ユノ…こんな場所…興味ないかな……


そう思って、
そのサイトを開いて見る…

へぇ……いい場所…
ユノと…いつかは…行って見たい…な…でも…恥ずかしくて…言えない…


その場所に…僕はとても興味があって、
真剣に眺めていた…



『チャンミナ?どっか他に行きたい場所あったか?』

急に後ろから声を掛けられて驚いた。
僕は恥ずかしくて慌ててそのサイトを消す。


『ううん…何でもないよ!!ユノ、このホテルってさぁ…』

僕は急いで話を切り替えた…


…あんな場所に行きたいなんて…言えない…男の僕があんなところに行きたいなんて…言えないよ……


取りあえず、
社員旅行の計画は立てた。

明日みんなに見てもらう事になり、
色々と印刷して軽い企画書も作った。



そのあとは…
ユノとの甘い時間…

大好きなユノに抱き締められて、
ユノから受ける深いキスに溺れる…


『チャンミナ…今日…泊まって行けよ…』

キスの合間にそう呟いたユノだったけど、

明日も会社だし、
今日は何も持ってきていない…

それに…プロジェクトが終わったからと言って、
ユノはその結果の資料を作るのに残業しているのも知っていた…

今日だって…本当は仕事…持って帰って来てるよね…
僕…知ってるんだ…

僕との時間を大切にしてくれるユノだったけど、
ユノの事も…守りたい…
リーダーとしてのユノも…守りたい…

ユノの疲れてる顔なんて…見たくない…
ゆっくり…休んでほしいんだ…ユノ…

週末には…またここに来るんだから…
今日は…帰らなきゃ……

僕だってこのまま一緒に居たいけど、
その気持ちにフタをして…

『今日は帰るね…ユノ…泊まりたいけど…帰るね…』

そう言うのが精一杯の…愛情…


『また…泊りに来いよ…チャンミナ…』

そう言いながら僕を抱き込み、
たくさんのキスをしてくれたユノ…




これだけで…僕は…幸せなんだよ…ユノ…




ユノが車で送ってくれたけど、
その間もユノの手を離せなかった…

『本当は寂しいよ…』
『もっと一緒に居たいよ…』

その言葉を飲みこんで、
お互いに離れがたいその手を離して、
最後のキスをする……


僕の首に顔を埋めて、

『愛してる…チャンミナ…』

そう呟くユノに、

『僕だって…愛してるよ…』

明日の会えるのに…
明日も明後日もずっとずっと僕の恋人なのに…
離れる一瞬はいつだって…寂しい…

僕…欲張りに…なってるかな……
でも…僕は…ユノの傍が一番…幸せだよ……





旅行計画も他の社員に認めてもらい、
予約も完璧。
毎日ユノと色々な計画を立てるのが楽しい。

旅行で必要なモノもたくさんあるから、
ユノと会社の帰りに買い物へ行った。

そこでユノが僕にお揃いのリュックを買ってくれた。
シンプルだけど、
とってもおしゃれなリュック……

『はい!チャンミナ!お揃いで旅行に行こうな!!嫌だったか?』

そう言って渡してくれた色違いのリュック……


恥ずかしさと嬉しさで…僕は堪らなくなる……
ユノから渡された紙袋をしっかりと胸に抱き締める…



『あっ!チャンミナ!ちょっと俺、見たいのがあったんだ!少しここで待ってて!』

ユノは余興で使う物を探しにパーティーグッズのコーナーに走っていく…。

僕は近くにあったコーナーに目をやる…


…あっ…これ…ユノに似合いそう…だな…


それを見た時、一目でユノに似合うと思った。

いつも貰ってばかりの僕……

お揃いのマグカップも…このリュックも……

僕だってユノに何かプレゼントしたい…ずっとそう思っていたから、
それを内緒で買った…

『ご自宅用ですか?プレゼントですか?』

そう聞かれて、

『…プ…プレゼント…です…』


僕が初めて買った…プレゼント…

誰かに買うなんて…初めてで緊張したけど…

ユノに絶対に似合うと思うこれを……
僕はユノに内緒で買ったんだ…

ユノ…もう持っていると思うけど、
どうしても…買いたかったんだ……

『チャンミナ!!ごめんごめん!!』

そう言って戻って来たユノにばれないように、
さっきのリュックが入っている紙袋に慌てて隠した……


渡せるか分からないこのプレゼント……

それでもいい…
渡せなくてもいいから…
僕が誰かの為に初めて買ったプレゼント……

その場で渡せたら…良かったけど…
なんだか恥ずかしくて…その手を引込めてしまった…

旅行で…渡せると…いいな……

…渡したいな……

ユノの様に素直に渡せない自分だけど…
それでも…ユノを思って初めて買ったそのプレゼント、
旅行に…持って行こう……

渡せなくても…いい…
そう思いながら、
ユノに買ってもらったそのリュックにそっと忍ばせる……






そして…明日はいよいよ社員旅行!!


ユノとの…初めての旅行……

僕は期待と不安でいっぱいで、
夜…なかなか寝付けなかったんだ…






あとがき♥


はい!!
チャンミナも…ユノにサプライズでプレゼントを買いました…

でも…渡せるか不安です…
本当に不安……
それでも一目見て、ユノだ!!って思ったので、
買っちゃいました!!

渡したい…
渡したいのよ!!Dycuちゃん!!!!!


恥ずかしがり屋で純情なうちのチャンミナ……
渡したいけど…どーしたらいいの?!


そして…いよいよ社員旅行!!
もちろんユノとチャンミナは同じ部屋ですよ!!

みなさん!!

どーしますぅ????

恋人たちが同じ部屋に2泊!!!

そりゃぁ…甘くなるでしょ?
そうでしょ??

どうーするよ~Dycuユノ!!!


優月チャンミナはドキドキしています!!




それでは『甘い恋人 11-Y』

明日の20時公開です!!


お楽しみに!!!!


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