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最高の恋人 5-C

あれから1週間……

週末にはユノの家に行って引っ越しの準備を手伝った。

僕の荷物はもともと少ないし、
こっちに持ってきている物も多くなっていて、
平日の夜に少しずつやっていたから、
いつだって引っ越せる状態にしてある。

問題は…ユノ……

リーダーのユノは僕よりも仕事が多いし、
家でやる仕事も続いていた。

そんなユノが心配で、
僕は一生懸命に引っ越しの手伝いをした。

ユノと一緒に居れる大切な週末…
一緒に新しい生活に向けて一緒に片付けていく。


…そんな中でも……

僕は…この間の紙袋の事が…
とても気になっていた……





それでも今は、
余計な事を考えず、
楽しい未来だけを考えて頑張ろう…
この1週間…ずっとそれだけを考えていた…

『ユノ?これは捨てていいの?』

『うん!そこはこの間片付けたから、
あとは捨てていいよ!
俺、寝室を片付けて来るな!』

僕らは手分けをしてどんどん片付ける。

ユノの部屋もだいぶ片付いて来たけれど、
ユノのものを手に取る度に、
何だか僕の知らないユノを見ているようで…楽しかった。

『ユノ…こんなの持ってるんだ…』
『これ…この間の旅行のだ……まだ捨ててなかったんだ…』

そんな事を思いながら、
一つ一つ丁寧に箱に詰めていく……


『ユノ?これは?捨てていい?』

寝室に居たユノの所に行くと、

広がった荷物の真ん中で、
ユノが真剣に何かを見ていた。


『ユノ?何見ているの?』

僕はユノの隣に座ってそれを覗き込む。

ユノが見ていたのはアルバム……

『わぁ!可愛いユノ!これは赤ちゃんの時だね?
これは小学生?なんか悪ガキっぽいね、ユノは。
…でも…変わってないね…ユノ……目が…優しいね…』

僕の知らないユノ。

とっても可愛くて、
とってもカッコいいユノの写真を、
ふたりで寄り添い合って見た。


『こん時さぁ~』

色んな思い出話を聞かせてくれるユノ。


でも…
それがだんだんと成長していくユノの写真を見ていると、
ユノの隣にはいつも女の子が写って居て、

心が…痛くなってきた…


『ユノは…すごくモテたんだろうね…
カッコいいもん…周りにはいつも友達がいるね…
とっても…楽しそう……
その時代に僕が居なかったの……なんだか…寂しいな…』

そう言った僕を…ユノが抱き寄せる…

『確かに友達も多かったし…彼女も…いたよ…
でも…今の俺の恋人は…チャンミナで…
世界で一番愛してるのも…チャンミナだよ…それに……』


僕は…そんなユノの言葉を聞きながら、


『彼女』と言う言葉に激しく動揺していた…


そして…目線の先に……
この前見付けた紙袋が…目に入る……


本当は…紙袋は…1つだけじゃなかった…
その他にも…寝室のクローゼットには…
僕が見たくなかったものが…まだ…あったから…



それでも僕は、
その事はユノには黙っていた…

ユノがきっと気が付いて、
全部捨ててくれる…


そう思っていたのに、

それが目の前にまだあったんだ………

そのままの状態で……




苦しくて、
悲しくて…
嫌で…

心が大きく揺れる……

抱きしめられているこの腕……
大好きなユノ…


それでも…


もう…

心が……限界だった……


『チャンミナ…?どうしたの…?泣いてるのか……?』



ほら…
ユノは何も分かってなかった…

気が付いて…ないんだね…



僕の気持なんか…何にも……


僕はユノの腕から離れ、
その紙袋を手に取る。


『じゃぁ、これ捨てていいよね!
この前見付けたんだから!!
今日までに捨ててあると思ったのに!
世界で一番好きな僕がいるなら…
こんなの要らないよね!!
ユノは…ユノは…こんなのなんか観ないと思ってた!!』

そう言ってユノにその紙袋を突き出した。



中身は……



『あっ…チャンミナ…これは…まぁ…
男なら…みんな持ってるだろ…?
チャンミナだって…持ってるだろ…?
今は観てないよ…本当に忘れてたくらいなんだって!
チャンミナ…ごめんな…』

『僕は…そんなの観ないもん!』

……昔は…キュヒョナに見せられたけど…
自分では…買った事…ないし…

パソコン…では…見たことあるけど…
『良いものを観なさい』って母さんに言われたことあるし…

そもそも…そんなの買った事ないもん…
僕は…僕は……


ユノを睨みながらも、

僕はもう…
悲しくて…
こんな事で動揺していた自分も情けないし、

本当は…どうって事ないのに……



『分かった!捨てる!
俺はチャンミナで十分満足してるから!
チャンミナ…機嫌…直せよ……』



苛々が納まらなかった…



『機嫌なんか悪くないよ!
僕リビング…片付けて来るから!』

そう言ってユノに背を向けた瞬間に思い出す。




もう一つ…

そう…

僕にとって…あんなモノよりも…もっともっと…嫌なものが…ある。



『それと、クローゼットの中にある…あの黒い袋とその奥にある箱も捨てて!!』



そう言って部屋を出た…。



あの紙袋よりも…もっと…いやだったもの……


それは…

昔の彼女と思われる人の…物……

雑誌や服……
そして…ユノと映っている女の人の写真がたくさん入っていた……


それを初めて見た時は……

正直…

悲しいと言うよりも…怖かった…

見ちゃいけないモノを見た気がして…
何よりも…見たくないモノを見た気がして………

怖くて…すぐに袋を…奥にしまい込んだ。




ユノは…男……

そして……僕も…男……

ユノは……今まで……女性と恋をして、

普通の…普通の交際をしてきたんだ……



それを…突きつけられた気がしたんだ………



今は…僕の恋人……

誰よりも愛しい人……

ユノは…僕の初めての……恋人………




でも……ユノは……違うんだもんな……


僕にいつも優しいユノは…

昔の彼女にも…こんなに優しかったんだろうな……

そんな事まで想像してしまい、
心が…とても…


痛かったんだ……



僕はそれを忘れるように、
夢中になってリビングを片付け続けた…



もう…何も考えたくない……

ユノの過去に嫉妬して、
こんなにも…苦しいなんて……

過去なのに……

僕の知らない過去なのに……


ダメだ…涙が…出ちゃう………


『チャンミナ…?チャンミナ…?』

寝室から出て来たユノが僕を呼んでいる事は分かっていた…

でも…振り返る事なんか…出来なかった。

振り返ったら…
涙が…零れてしまうから…
こんなにも情けない僕……

そんな顔…見られたくなかった…


それでもユノは、
僕をそっと後ろから抱きしめる…


『チャンミナ…ゴメン…あれは……』

『別に…ユノだって…過去はある…
僕にも過去はある…
あんなの……気にしてないもん……

でも……見たら…
嫌なんだもん……
嫌…なんだもん……』


そう言いながら、
溢れる涙を自分でもどうしようも出来なかった…

ユノが悪いわけじゃない…

僕がただ……
ユノの過去に…嫉妬してるだけ……

僕が…勝手に……


それでも…素直になれない…



『チャンミナ…本当に…ごめん……
俺が早く捨てればよかったんだよな…
チャンミナに嫌な思いさせて…
不安にさせてゴメン…

でも…俺はチャンミナを愛してる…
こんなに人を愛したのは…チャンミナが初めてだよ…
信じて…チャンミナ…』

本当は知ってる…
ユノが僕を愛してくれている事……

本当は…いつも…分かってるよ……

いつだって僕は幸せで、
いつだってユノは僕を包んでくれる……

でもね…

でもね……



僕を包んでいるユノの腕を解き、
ユノを見上げる…


『ユノは僕のだもん!!
僕には…ユノだけなんだもん……
誰にも渡したくない!!
誰にも…渡したくっ…ないんだ!!
ユノの過去だって…僕の…だ…もん……

ねぇ…ユノ…みんな…みんな僕にちょうだいよ!!!
ユノの過去も全部、僕で消しちゃってよ!!!』

僕は言いたい事を全部ユノにぶつけて、
その唇に何度も何度もキスをした…

無我夢中で……ユノの頬を両手で包んで荒いキスをした。


そのままユノを押し倒し、
その首筋に強くキスマークを刻む……

『ユノは…僕のだもん……
誰にも…過去にも…渡さないんだから……』

その愛しい顔へのキスだけじゃ足りなくて、
僕はユノの服を捲り上げ、
その胸にもキスマークを付ける…

ぐっと引き寄せて、
僕は…何度も何度もユノに愛を刻む…

『ユノ…ユノは…僕のだもん…』


足りない……
これだけじゃ…全然…足りない……


どうしたらこの愛しい人の胸の中が、

僕だけで溢れるの…?

過去の…彼女なんかに…絶対に負けたくない…

負けたくないのに……


そう思いながら、
僕はその胸にしがみ付きながら……感情をぶつけた……


でも……ユノは…僕を見上げながら…

何も言わなかった……

僕は自分の感情をぶつけるだけで、
ユノの言葉を何も聞かなかった…



でも……

不安になってユノを見ると……

僕を見上げたそのユノの瞳が……


小さく…揺れていたんだ……





あっ……

ごめん…ユノ……

こんな僕…かっこ悪い…よね……

ユノの過去にまで…嫉妬…するなんて……


『ユノ…僕……』


そう言って目を伏せた僕……


その僕の頬に……
ユノの温かな掌がそっと触れる……




『チャンミナ…信じろ……
何も…不安にならなくていい……
俺は……チャンミナのものだ……
これから先もずっとずっとこの胸の中には…
お前しかいないよ………
ずっと…愛するよ…………チャンミナ……』

そう言って、
僕の掌を自分の胸に置くユノ……



そして…優しく微笑んで僕を見上げるユノ………




その微笑みが……僕の心を優しく包み込んでいく…



嫉妬で…冷たくなっていた僕の心に…
ゆっくりと柔らかな熱が伝わってくる……


『チャンミナ…ちゃんと愛し合おう……
チャンミンだけが…こんな事しちゃだめだ………

俺だって…チャンミナだけなんだ……
俺の過去を…チャンミナで消したい…
俺にはもう…チャンミナだけだって……
俺を…全部あげるよ…チャンミン……
俺の過去も…今も……未来だってチャンミナにあげる……

だから……俺にも…チャンミナの全部…ちょうだい…
チャンミナの過去も…ちょうだい…?
チャンミナの全部を…愛したいよ……』



そう言って…下から僕にキスをした……


小さく震える僕の身体をそっと引き寄せ…


『チャンミナ……愛してるよ………』

そう言ってくれたユノ……

その瞳が…本当に…優しくて…僕が初めて恋をした…ユノだったんだ……



僕……
僕………ほんと…何してんだろ……

こんなにも僕を愛してくれる人の過去にまで嫉妬して……

僕の知らない時を過ごしていたユノ……
今のユノを作ってくれた過去……

それにまで嫉妬して、
愛しい人にここまで言わせて……

うんん……
本当は言われなくても分かってるよ……

ユノが僕をどんなに愛してくれているかなんて…


ずっとずっと前から…知ってるのに……

ユノ…

僕もユノを愛してる………


ユノの過去だって…
今のユノだって…
これからのユノだって……



『ユノ…僕を…愛して………』



『チャンミナ…ベットに行こう…チャンミナを全部…愛したい……
そして…俺を……愛して………』






あとがき。

はい…ほんと…どうでもいい嫉妬から…

それでもここまで愛を囁き合える恋人たちって…

ほんと…どんだけバカップルなの…(笑)



でもね、
どんな成人雑誌より、
彼女の物が出てくるのはね……

そりゃぁ…ないよ…Darling……←優月リクエスト(笑)
(どんだけ自分のチャンミナを泣かせたいの?優月さん…と突っ込まないで(笑))


そして…まだまだ十代後半のリアルなチャンミンが、
オンマに言われてましたよね(笑)

『観るなら良いものを観なさい!』

あれは最高でしたよね(笑)
(神番組♡)

そんなこんなで、
今回のお話で描きたかったのは、

『嫉妬に狂って、ユノを襲っちゃうチャンミナを書きたい!!』
『チャンミナに襲わせて!!ユノを無我夢中で押し倒させて♡』

と言う私の願望でした(もちろん脳内繋がっているから、Dycuちゃんもこのネタを考えてましたけどね♡)

相変わらずのリンクっぷり////
私と彼女は…もう…最高の恋人になっていますが(/ω\)

さぁ…

そんな流れからの、



『僕を愛して……』


次回は…優月Sideは鍵になりまーす!!←宣言!!


『はじめに。』に記載してあります様に、
閲覧は自己責任になっています。

ペンイベ参戦前に、
苦手なエロ…投下していきたいと思っています(笑)


それでは甘いだけの…バカップルホミンのこの妄想物語…

これからも見守って下されば嬉しいです!!

そしてDycuちゃん♡
今回の5話は…本当の意味での共同作業でしたね!!
前半はあなた、
後半は私。

一緒に書けたお話…(まっ、脳内一緒だから問題なかったね♡)


これからも…共に……

お互いに無理せずに…
愛を奏でていこうね!!

優月より…////






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