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Dream of two 1-C

あれは……中学最後の大会だった。


幼い頃から地元の強豪クラブチームに入っていた僕。

何をするにも、
僕の全てがサッカーに通じていたあの頃……


毎日が……とても楽しく、
そして…充実した毎日だった。





けれど……


それはもう……



僕にとって…


過去でしかない……



そう……


あの日までは…僕のサッカー人生は……


誰よりも輝いていたんだ………











『あと1試合!
あと1試合で俺たちは頂点だっ!!』


チームで円陣を組み、
その肩を抱き合う。



『みんなっ!!
ここまで良く頑張った!
あと1試合…最後まで集中していこう!
俺たちが最強だってところ、
皆に見せつけよう!!
行くぞっ!!
最後まで俺たちは一つだっ!!』



そう言って円陣の中心でみんなを盛り上げるのは、

僕の最強コンビのユノ。


ユノと僕はこのチームのエースとして、
今までずっと一緒に頑張って来た。



中学校も違うし、
住んでる街も違う。


中学そのものの部活チームもかなり強かったが、


それでもこの街の強豪のクラブチームに入団し、
僕たちは同じピッチで夢を追っていた。





そう………


夢だった全国制覇………


そのまで…あと1試合………





『チャンミナ!!
俺たちふたりなら出来るよな!
一緒にゴールを決めて絶対に優勝しよう!!』

『ユノ!!
僕たちは最強コンビだっ!!
絶対に優勝しよう!!』



円陣のあと、
皆はそれぞれの位置に一気に駆け出していく。


その時、
僕らはいつもの様にふたりだけの儀式を交す。


ハイタッチをして、
互いの手を強く握って組む。



これで僕らの気持ちは繋がる……



僕とユノの最強コンビ……





その目と目を合わせ、
僕らは一緒に駆け出していく。






『よし!行こう………
全国制覇だっ!!』




ユノの言葉を胸に僕は全力でプレーをした。





その誓いの通り……




僕らは全国制覇を果たす。




ユノと僕は最初はコンビではなかった。

ポジションも違っていたし、
学校も違う。

けれど初めての紅白戦でたまたまコンビを組んだのに、
ユノの動きが手に取る様に分かった。


そこに会話がなくとも、
彼の目……
それを見るだけで、
僕は簡単にパスを回すことが出来た。


ユノの動きを読むと言うより、
僕が居て欲しい位置にユノはまるで風の様に移動してくる……



こんなやつ……

今まで誰一人居なかった…



僕の出すパスを、
冷静にネットに沈めてくれるユノ………


僕らはアイコンタクトだけで気持ちが通じる……


『お前、すごいな!
俺はユノだっ!
名前は?』


初めてのゴールのあと、
ユノに声を掛けられた。

『僕は…チャンミン……よろしく…』




それが僕らのコンビのはじまり。



そして………
ユノの瞳に吸い込まれた瞬間だった………






そして今日は最後の試合……


これで僕たちのコンビはいったん解消……


この日の僕らは……


これ以上にないくらいの信頼で…………


一つになっていた…………



『チャンミナ!!
絶対に同じ高校に進もう!!
そこでも全国制覇してさ、
一緒にプロになろう!!

俺とお前のコンビは最強だっ!!
俺とコンビを組めるのは…チャンミナしかいないから!!
ふたりで夢をまた叶えような!!』

『うん!
僕もユノと一緒に、ずっとずっと最強コンビでいたい!!
ユノに合わせてパスできるのは、僕だけだろ?』


『あたりまえだろ?!
チャンミナしかいない…
俺とコンビを組めるのは、お前だけだ!!
絶対に高校で再会しような!
チャンミナ‼』


『お互いに頑張ろう!!
絶対……絶対に高校で!!』




いつか必ず……

高校も同じ強豪校に入学すると心に決めていた。

ユノとずっとずっと最強コンビで居る為に、

高校で必ず再会しよう……

祝賀会のあと……

僕たちは約束を交わした。




また一緒に………


また同じユニフォームを着て、
同じピッチに………


『チャンミナ!』

『ユノ!』


最後のハイタッチ………


『約束だ……チャンミナ…必ず…一緒に……』

『うん……約束しよう…ユノ……必ず一緒に……夢を叶えよう!!』








あれから僕は勉強1本になったが、、
高校でもサッカーを続ける事は決めていたから、
自主練も頑張った。



それは全て、
ユノとの約束を果たすためだった。

ユノと一緒にクラブチームでプレーが出来る事が、
あの時の僕の最高の誇りだった。





しかし……



運命は……残酷だった……







もともと成績も学年トップだった僕は、
ユノと約束した強豪校への入学試験は難なく合格。



大学も進学校を目指すなら、
もっと上の高校に進学すべきだと言う担任の反対もあったが、
僕はユノと一緒の高校でサッカーをする事だけを考えていた。



両親も僕の決意を理解してくれ、
サッカーの強豪校への進学を許してくれた。


あとは…自主練を怠らず、
入学を待つのみ………




入学まであと1か月……





僕は……風邪をこじらせ、
肺炎で入院した……





ユノにもクラブチームにも内緒にしていたが、
僕は幼い頃から喘息の持病を抱えていた。



もともと身体も弱く、
スポーツも苦手な幼年時代。



そんな僕に体力を付けさせようと、
幼い僕に両親がサッカーボールを与えたのだ。




体力をつける為…
それが本来の目的だったが、
僕自身がサッカーへとのめり込んでいた。



『体調が思わしくない時には無理はしない様に…
発作が起きた時は、すぐにこれを吸入しなさい。』

処方されているパウダー吸入器を、
毎日鞄に忍ばせながら、
練習に参加していた僕。




それでも中学の頃は、
発作も少なく、
なんとか好きなサッカーを続けることが出来た。




それでも、
ハードな練習や試合のあとに、
突然の発作に襲われる事もあったが、
ユノやチームメイトに隠れて吸入剤を吸って何とか凌いできた……



ユノは学校も違っていたから、
そんな事は一切知らないし、
何より僕自身がユノにだけは言いたくなかった……

コンビを…解消したくなかったから……


ユノとずっとずっと……一緒にサッカーをしたかったから………






大好きなサッカーを続けたいのに……
時々起る発作………
ユノとの夢を叶える事が出来るのか………




そんな不安をユノにも言えず、
こうして頑張ってきたと言うのに…………





最終的に……今回の風邪で肺炎までおこし、
入院……となった。




小学校以来の入院だった。






『チャンミン……あなた……サッカー…続けるの……?』



母親の震えた声が……僕に重くのしかかる……



自分でも分かっている…

サッカーをする事は、
自分の身体を酷使し、
そしてチームにも迷惑をかけるかもしれない……


またいつおこるか分からない発作……

何度も肺炎を繰り返している僕の身体は……
高校でのハードなサッカーには……ついていけないはずだ……




僕が……一番それを分かっている………






けれど……


ユノとの夢を叶えたい…………

ユノとまた…同じチームで……





それしかなかったのに………






『チャンミン君……
このままサッカーを続ける事は……勧める事ができない……』




医師の言葉が……診察室に静かに響き渡った………




『でも…僕っ………』


『チャンミン君……今回の肺炎が……君の喘息のリスク、そのままなんだ…
強豪校に行って、
今より厳しいメニューをこなす事は、
今よりもっとリスクを伴う事になる……

私は医師として、
これ以上、サッカーをする事は………
勧めてあげる事は出来ないよ……』







隣で泣く母親の涙が……答えな気がした。










僕は………



この時………





サッカーへの夢を……



ユノとの夢を諦めたんだ…………


点滴を眺めながら思った……






ユノの…笑顔を瞼に思い浮かべる……


そして……


『ごっ……ごめんね……ユノ……
ごめん……』






僕は声を出さず……
一晩……泣いた………






そして……一晩泣きはらして……


サッカーの全てを……




捨てたんだ………
















幸い、

ユノと約束した学校は、
文武両道……


スポーツの特待生も居れば、
進学コースの特進クラスもある。




もともと体育科で合格していた僕だったが、


入試トップの成績だった事もあり、
入学直前で特進クラスへの編入が許可された。






もう……サッカーの事は忘れよう………



もう2度と………


サッカーはしない…………






そう心に決めて、



僕は入学式へと向かった。







あんなにもユノと再会出来る事を楽しみにしていた入学式の日は………







とても重く……苦しい朝……だった…………







ユノ………


約束…………




守れなくて………



ごめん……………





体育館での入学式……
どこかに居るであろうユノに……
そっと心の中で呟いた………









そんな僕の変化を知るはずもないユノが、

僕の事を懸命に探しているとも知らず、


僕は……


必ず居るであろうユノに合わないよう………


特進クラスでひたすら勉強すると決めた。









心までも……偽ろう…………


今までの僕を…捨てよう……



ユノとの約束…………



その全てを忘れて…………



ただひたすらに勉強だけをしよう……









そう心に決めていたと言うのに…………










あとがき。


ついに始まりましたDycuダーリンとのコラボ第2弾!!


予告したとおり、
今回はサッカー少年の物語……


中学時代、
クラブチームでコンビを組んでいたユノとチャンミン。

しかし、
チャンミンは高校入学のときには…その夢を諦めなければならなかった……



さぁ…
約束を果たせなくなったチャンミンと、
Dycuちゃんが描くユノとの未来は??




これからも、
愛を持ってふたりで書き進めていきたいと思っています。



しばらくは、
まるで別のお話の様に、
ここの物語のお話は進んでいきます。


私のチャンミナ目線は、
この様な挫折から始まりますので、
少しダーク……←優月さん……また??


それでも、


皆様、分かってますよね??
ここはダーリンと優月が描く甘いだけのコラボの場所



青春を生きるふたりの恋は??

違う道を歩み出したふたりの約束は??


これからどうなって行くか、
見守って下されば嬉しいです!!


これからも頑張って描いていきますので、
Dycu&優月のバカップルコンビの物語を……


よろしくお願い致します!!



そんな物語のYUNHO sideは……

私のダーリンこと、Dycuちゃんのお部屋はこちら♡


そして次回の
『Dream of two』はDycuちゃんのY-2!!
公開は1月18日(土)となっています!!

優月のC-2は、
翌19日(日)の公開です!!

よろしくです!!








そして…Dycuちゃん/////

またよろしくねっ!!
毎日毎日LINEでおしゃべりしてるのに、
足りない足りないくらいの愛をありがとう!!

東京ドームの再会に向けて、
まだまだ私たちの愛は盛り上がって行くわよっ!!

さぁ…欲求不満な毎日は解消よっ!!

これからもふたりらしい愛を奏でていきましょうね♥


愛してるよ~//////


CHANGMIN sideの優月より



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